【CD Review】"tempo feliz" - Pecombo
女3・男2の混声スキャットコーラスグループ「Pecombo」。
実はメンバのwaka、私の高校時代の悪友で、私を合唱・アカペラの道へ誘った張本人。
そんな彼から「買って~な」とせがまれ買ったのが、彼らの1stアルバム「tempo feliz」。
スキャットコーラスをやったことはないが、歌う側からすると案外難しいのでは?という印象がある。
詞による表現を放棄しているので、ある意味楽器演奏と同じだ。
メロディ・和音・音色といった声による要素のみで表現しなければならない。
しかし曲を聞きすすめていくうち、そんな能書きもさらっと流されてしまうほど、オシャレで洗練された雰囲気がなんとも心地よく、巧い。
このアルバムのタイトルを直訳すると「幸せなテンポ」。
ウチのせがれ・石松も口ずさんでしまうほど、楽しげな彼らのテンポに乗せられてしまった。
ジャンルは彼らの十八番であるボサノバからジャズ、はたまた琉球調と幅広い。
曲調もコミカルありメロウありと、アルバムを通して緩急をつけていて聴く方を飽きさせない。
そして何より、いい意味で曲に流されない、しっかりしたコーラスワークが絶品。
実力派な彼らのゴキゲンな一枚、でした。
tempo feliz
1st ALBUM [CD]
2006/01/01 Release
TYPHOON JAPAN
JTCP-1006 / \ 2,500
1. ate londres
2. via sin fronteras
3. vamos fazar amor
4. respire
5. tidafar
6. mushimushi
7. bossa etude
8. morning melody
9. amor eternal
10. 星ニ想ウ