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ヅーベット山

最近、九州へ出張に行くことが多い。
この半年で10回は行っただろうか。
出張といってもオフィス街や工場ではなく、「背振山(標高1055m)」の山頂にある自衛隊の基地に出入りしている。
当然近隣に宿泊施設は無く、鳥栖のビジネスホテルからレンタカーを借りて通うことになる。
これがやたら遠くて、車でどんなにすっ飛ばしても1時間かかる。
また山頂付近は1/2以上の確率で雲の中。
視界は最悪の上に、夜は走り屋の溜まり場と化し、危険なことこの上ない。

閑話休題。
ホテルから基地までの途上に「ヅーベット山」という不思議な名前の山があった。
「ヅーベット」という名前の由来はなんだろうか?すごく気になる。
調べたところ、いくつかの説が浮上した。

(1)アイヌ語説
   「きれいな川」という意味。
   九州には他にもアイヌ語と思しき地名がいくつかあるのが根拠。
   しかし九州の地名をアイヌ語で解釈するのはどうか?という意見もある。

(2)フランス語説
   「乱気流」という意味らしい。
   昭和11年にフランスの飛行家アンドレー・ジャピー氏が乱気流に巻き込まれて背振山に墜落したことに関係か?

しかし、どちらも決定的な確証を得られなかった。
福岡のTV局の深夜番組でも取り上げられたらしいが、そこでも結論が得られなかったようだ。
残念ながらこの件、迷宮入りか・・・?

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